キララの星を読んだ

『キララの星』全13巻読みました。

全巻読むのは2回目です。

描いている人は森永あいさんです。『山田太郎ものがたり』を描いた方ですね。

冒頭の概要

物語は、ヒロインである雲母亜弓(きららあゆみ)の父親が経営する『キララ企画』という芸能事務所が4億8千万円もの借金を背負うところから始まります。

それは、売れっ子の所属タレントがブルガリア人のラーメン職人と駆け落ちし、違約金がしたからです。

そのタレント・大沢礼音奈はその後海外へ高飛びし、亜弓の父親は彼女を連れ戻すべく事務所を亜弓に託し、自身も海外へ飛んでいってしまいました。

そこで亜弓はなんとか事務所を守ろうと借金を返していくことを決意します。

しかし4億8千万という莫大な借金を返すアテはありません。

途方に暮れているとき、亜弓は同じクラスにいる男子生徒・星輝(ほしひかる)の素顔を偶然見てしまいます。

輝はメガネをしていると地味な男にしか見えないのですが、メガネを外すと老若男女問わず目を奪われてしまうほどの美青年でした。

亜弓は起死回生のチャンスを得たとばかりに輝を自分の事務所に入れようとしますが断られてしまいます。

輝は幼少のころから美しい顔のせいであらゆる人間から酷い目に遭わされていたのです。

それを逆手にとって、亜弓は輝の写メを勝手に撮影し、自分の言うことに従わなければあんたの素顔をバラすと脅して、無理矢理『キララ企画』に所属させてしまいます。

それから輝は、なんの義理もない『キララ企画』の借金を返すべく、高校生をやりながらタレント活動に日々奮闘するのでした。

ヒロインはちょっと凶悪

森永あいさんの作品には、『キララの星』の亜弓のような、理不尽で横暴でしかし根はわるくないというキャラがよく登場します。

なので僕は慣れっこでしたが、人によっては亜弓の横暴さに我慢ならんという方もいるかもしれません。

なにせ亜弓は、父と今は亡き母がつくった『キララ企画』を潰したくないがためとはいえ、ひたすら目立たずひっそりと生きていた輝を脅して無理矢理タレントに仕立て上げた挙句、輝が嫌がる仕事も勝手に持ってくるんですからね。

ただ、コメディですからそんな嫌な感じは受けないんですけどね。

そこはやはり著者の腕なんでしょう。

森永あいさんの作品は『キララの星』に限らず面白い

もちろん惚れた腫れたといった展開もありますが、コメディ部分が面白いし、輝がタレントとして成長してゆく過程も楽しめます。

キララの星(1) (別冊フレンドコミックス)

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