エム×ゼロを読んだ(※ 後半につれネタバレ注意)

エム×ゼロ全10巻読みました。

描いている人は『プリティフェイス』で有名な叶泰弘さんです。

最初のほうのあらすじ

魔法の資質がない主人公・九澄大賀(くずみたいが)はひょんなことから魔法学校である私立聖凪高校に迷い込んでしまいました。

一般人には私立聖凪高校が魔法学校であることは知られておらず、魔法の存在も秘匿されていますが、久澄は校内で教師や生徒が魔法を使うところを図らずも目撃してしまいます。

勘違いで久澄を校内へ引き入れてしまった教師の柊賢二郎(以下、柊父とする)は最初、久澄の記憶を消すことで対処しようとしたが、部外者に魔法を漏らした罰則としてあなたも退校処分にするしかないと校長に言われてしまい断念。

そこで、校長と柊父は部外者(久澄)に魔法の存在を知られたという事実を隠蔽し、久澄を中途入学させることにしたのでした。

主人公は縛りプレイを強要される

久澄は魔法を使えないので、当初は身体能力と知恵とハッタリで乗り越えます。

まわりには魔法の天才だと思われているので、トラブルが起きるたびに毎回必死です。魔法が使えないことがバレたら魔法に関する記憶を消され、柊父と共に退校処分となってしまいます。

それでも序盤に『M0(エムゼロ)プレート』というものを校長から渡され、久澄はいくらか楽になりました。

プレートというのは魔法を使うために必須のアイテムで、さまざまな種類があり、ランクによって入力できる魔法の容量が増えたり威力が強化されたりします。

ちなみに『M0プレート』は一番ランクの低いプレートで、魔法を入力できない(つまり魔法が使えない)代わりに、魔法を打ち消すことができる『エムゼロ』を使えるという特殊なものです。

しかし、普通の魔法が魔法力(MPと言ってしまったほうが早いか)を消費するのに対し、『エムゼロ』は魔法査定ポイントを消費するため迂闊に使うことはできない。

(魔法査定ポイントは、魔法試験でいい点取ったとか学校に良い貢献をしたとかで貯まる)

そのうえ『エムゼロ』は本来生徒が持つものではなく、久澄は『ゴールドプレート』という教師レベルが所持するようなプレートを持っていることになっているので、『エムゼロ』をおおっぴらに使うわけにもいかない。

魔法があたりまえに存在する学校で、主人公はあくまでも生身で勝負

なので、結局久澄はほとんど生身で、魔法を使う生徒たちと渡り合うことになります。

そこがこの漫画の面白いところですね。

他の漫画になりますが『ベルセルク』で言えば、超常の力を持つバケモノ共とあくまでも生身で渡り合っていたころのガッツを思い出しますね。

まあ、ガッツは物理ごり押しなのでもっと大味ですけど、久澄は知恵やハッタリも使うので見どころ満載です。

読み終えて──(※ けっこうネタバレ注意)

こういう設定の主人公は、あとから『じつは魔法の天才だった』とか『尋常ならざる血筋の持ち主だった』とか後付けで語られるんですけど、エム×ゼロの主人公は単純に気合・努力・根性・ハッタリ・知恵という感じで爽快でした。

 

エム×ゼロはタイトルの通り、主人公の久澄が魔法を使えるようになった時点で連載が終わりました。

ただ、僕は若干物足りなさを感じました。

10巻じゃ足りないというか、久澄が自分で魔法を使えるようになってからもまだ見たいと思いました。

続編として新しく漫画が出るならたぶん読むことでしょう。 

エム×ゼロ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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