あえて嫌な店に入る

あえて苦手なラーメン屋へ行った

今日はネタがないので、もう二度と行くまいと思っていたラーメン屋へあえて行ってみることにしました。

なぜもう二度と行くまいと決意したかはこちらの記事 なんか嫌 - ゆにっくのブログ の、ラーメン屋での「なんか嫌」を参照していただきたい。

さて、そのラーメン屋へは徒歩で行ったのですが、店に近づくにつれやや緊張してきました。無職生活において緊張感はなかなか味わえるものではありません。

店は引き戸が半開きになっており、店内へ入ったあと、入る前と同じだけ引き戸を開けておきました。

店内に客はいませんでした。ひとまずカウンター席に座ります。

わざわざ店主の目の前に座ってしまう

しかし、そもそもこの席選びが間違っていました。

というのは、店主は手持無沙汰になるとテレビを見るのですが、僕は店主とテレビの直線状に座ってしまったんです。

だから食べている間、顔を上げづらくて困りました。なにせ、僕が苦手意識を持っている店主の視界に常に入っているのですから。

さらに、スムーズに注文できるように食べるラーメンを決めていたのですが、店主がウォーターサーバーに氷を補充しているのかなかなかオーダーを取りに来ず落ち着きません。

しかし、「お冷どうぞー」という声と共にお冷をいただき、無事に注文を済ませることができました。

ところで、「お冷どうぞ」って僕にとってはなんだか新鮮でした(たいていの飲食店だと無言でお冷を置いたあと、「ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」とかですよね)。

ラーメンはすごく美味しい

注文を受けた店主は真顔でラーメンを作りはじめました。

まあ、真顔以外の表情でラーメンを作る人はまずいませんけど、ここの店主は頑固さが滲み出ているような顔でちょっと怖いんです。

なにはともあれラーメンが出来上がり、手渡されました。

チャーシューはとろけるし、麺もスープもうまい。

僕が今まで食べてきたラーメンの中で、確実にベスト3に入る美味しさです。

ただ、スープを飲むのは大変でした。

もともと小食だからスープを飲み干すのが大変というのもありますが、僕は汗をものすごくかくんです。

でも最近は手ぬぐいを持ち歩いていますから、その手ぬぐいで汗を拭きながら頑張ってスープまで飲み干しました。

完食するころには汗どころか鼻水まで出てきました。

店主はニコニコ、僕は満足

そして、「ごちそうさまでした」と言い店主の顔を見たところ、すごくニコニコしているんです。

テレビはニュースが流れているだけだったので、もしかすると汗を拭きながら必死にスープまで飲み干す僕に何か感ずるものがあったのかもしれません(もちろん僕のせいでなく、別のことでニコニコしていたのかもしれないし、ただ単に僕が滑稽に見えたのかもしれない)。

前回とは違い、会計のときはお札をそのまま手で受け取ってくれましたし、僕が再度「どうも、ごちそうさまでした」と言って店を出るときもにこやかに「どうも、ありがとうございましたー」と対応してくれました。

一瞬前回来たときとは別の店員なのかなと思いましたが、食べログのレビューを見るかぎり、前回僕が感じたようなことを書いている方が何人かいるのでたぶん同一人物なんでしょう。

ここからはあくまでも僕の憶測ですが、頑固な人って機嫌によっても他人への対応が変わるし、自分が気に入った人には優しいけどそれ以外の人間にはつっけんどんなイメージがあります。

今回僕は店主の機嫌を損ねないように、神経質に動き、さらには一所懸命に(半ば必死で)ラーメンをすすりましたから気に入られたのではないかと見ています。

と言いつつも結局……

やっぱり緊張しながらラーメンを食べるのは嫌だなあ……。

 

<2017.5.28 追記>

父とふたたびこの店に行きました。

父いわく「(店主は)不愛想なだけだよ。なんも、普通だよ」とのこと。挙句の果てには、ラーメンを食べたあと世間話を始めました。

しかも、店主に向かって「このへんって商売に向いてない(立地)でしょう」と言ってしまう始末。

とはいえ、店主は特に嫌な顔をすることもなく、にこやかに談笑に応じていました。

僕が気にしすぎということもありますが、父の鈍感力に対して素直にすげえと思いました。

しかしラーメンはマジでうまい。

 

<2017.5.30 追記>

今度は彼女と一緒にこの店へ行ってきました。

不快になるようなことは起きません。

う~ん、店主は一見の客にだけちょっと厳しいのか……?