職業訓練をばっくれる

今日は介護の授業でなく、履歴書の書き方や面接時のマナーなどを指導される就労支援でした。

でも、大きい会社に入るわけでもないのに、おじぎの角度は何度ですとか職務経歴書はこう書きますとかやられても違和感をおぼえます。

そもそも僕はビジネスマナーを守らされるのが嫌いです。

そんな状況で授業は始まりました。

講師の話を聞くにつれ、今日はジョブ・カードというものを作成することがひとまずの目標ということがわかりました。

ジョブ・カード(制度)とは、Wikipediaによると、正社員経験の少ない人を対象として、対象者の職務経歴や学習歴、職業訓練の経験、免許・資格などを「ジョブ・カード」と呼ばれる書類にとりまとめ、企業における実習と教育訓練機関における学習を組み合わせた職業訓練を受けることにより、その後の就職活動やキャリア形成に活用する制度、とあります。

要は、履歴書より詳しく書かれた経歴書みたいなものです。

しかし講師が言うには、(僕達が学んでいる)介護職の面接では「ジョブ・カード」を持ってこなくてよい所が多いとのこと。

それでは一体なんのために作成するのだろうかと思いましたが、講師が「だけど履歴書の作成にも役立つので一応つくりましょう」と言うので、僕は「そっか。ポジティブに考えてね。ポジティブにね」と隣の人にささやいて茶化していました。

話が長い

でも、そこから2時間も作成方法についての説明が始まったのです。

生徒に何かやらせることがあっても、ジョブ・カードに関する説明書きをそのまま読ませる程度です。

いわば学校で行われているようなトップダウンの教え方です。

それでも1時間目はまだよかったです。

2時間目は、インターネットからでもジョブ・カードを作ることができるという話でした。

最近は便利なもので、必要な項目に自分の情報を入力するだけで自動的に書類方式にして完成させてくれるんです。

それを現実の書類にしたいならプリントすればいいし、そのままデータとして企業へ送信することも出来るみたいです。

だったらURLだけ教えてくれてもいいし、なんならGoogleで「ジョブカード」と検索するだけで厚生労働省のサイトがトップに出てきます。

パソコンが使えるならいくら年配の人でもそれぐらい出来るし、それぐらいも出来なかったらおとなしく手書きにしとけばいいですよね。

なにはともあれ、とにかく各自で読ませたり調べさせたり実際にすぐやらせてみたりすれば10分長くて20分もかからないような作業を1時間2時間とくどくど説明するのは人間の能力をなめているとしか思えません。

いくら失業者として職業訓練校に来ているからといってそこまでレベルは低くないですよ。

いよいよばっくれる

というわけで、僕は3時間目が始まる前にばっくれることにしました。

もともとたいして介護がやりたかったわけでもないので、いっそのことこのまま強制退校でいいやと思いました。

ところが、休憩時間になっても講師は席を離れません。

大抵講師はたかだか10分の休憩時間でも一度別の階にある事務所に戻るのですが、今回は動きません。

でも僕はもう限界だったので、ゆっくりと机の上にある物をしまい、隣の人に「もう俺帰るわ」と囁いて逃げました。

律儀にも電話に出る

学校から東へしばらく歩いてスマホを見ると2件電話の着信が入っていました。

訓練学校からでした。

テキスト代は払っているからお金に関しては払う必要がない。では、問題になるとすれば自主退校か強制退校扱いになるかの違いです。

しかし、僕は今後1年間職業訓練を受けられなくてもかまわなかったので、電話に出る意味はないと判断しました。(あとで調べたところ、自主退校でも結局1年間は職業訓練を受けられないようです。だとすると、自主退校と強制退校に違いはほとんどないのではないか)

ばっくれたあと電話に出ても、今までの経験上引き止められるか説教されるか怒られるかです。ろくなことはありません。

でも、5回目の着信が入ったところで、今は授業時間だから講師じゃなくて違う人が学校からかけてきてるのではないかと思いました。

なので、電話をかけなおすと、事務員の方が電話に出ました。

電話の内容は以下の感じです。

僕「もしもし、ゆにっく(僕)ですけど」

事務員「もう授業時間に入っていますが知っていますか?」

僕「知ってます。あと、このまま強制退校という形でいいので」

事務員「それでしたら退校手続きがあるのでまた学校にいらしてください」

僕「わかりました」

結局いま一度学校に戻る

事務員の方に恨みはないので素直にもいま一度学校へ戻ることにしました。

とはいえ、さきほどの講師とは永遠に会いたくないので授業時間が終わるまでに学校へ行き手続きを終わらせようと思い、ねんざが治っていないのに全力ダッシュで学校に戻りました。

ねんざした足をかばいながら走っているので、ターミネーター2の敵役であるT-1000のような走り方で疾走しました。

学校に着くころには汗だくで、タオルで汗を拭きながら事務員の方とお話をしました。

しかし、せっかく全力でダッシュしたのにさきほどの講師がなぜか事務室にいます。時計を見るとまだ授業時間です。なぜでしょう。

なにはともあれ、事務員の方と退校手続きを済ませて家に帰ってきました。(強制退校でもよかったんだけど)

職業訓練校には申し訳ないけど、日向ぼっこは気持ちいい

家に帰り、彼女を誘って豊平川沿いで日向ぼっこしました。

やっぱり早めにやめてよかったと心から思いました。

職員や受講者とふかく仲良くなる前だったので傷も浅いです。

学校側としては僕ひとり分のお金が国からもらえないので申し訳ないですが、室内で介護の勉強をしているより日光を浴びているほうがずっと幸せでした。